映像ビジネスの個人参加へ意識改革


従来は設備産業だった映像制作が個人の手に降りてきた。


高値安定を続けてきた放送機器の中に目だってきたのがパーソナルコンピュータを利用した各種のシステムだ。映像機器展などでもさながらコンピュータショーのようなブースが並び、いままで聞いたこともないメーカーがコンピュータソフトで映像を処理する製品を展示する時代だ。
ハードウェアがデジタル機器になると、急激に価格が安くなる。
開発でこそメカよりも手間のかかるデジタル回路でも、一度量産に入ると印刷のように数を増やせるため大幅なコストダウンが可能だ。今まで不可能だったことが、できるようになると、急速に品質が上がって安くなるのもデジタルのありがたい特長だろう。
当初は相手にされなかった画質のノンリニア編集も、ここ数年の間で品質を向上させて問題点を次々にクリアしてきた。
一昔前の編集スタジオ機能は個人でも手にはいる価格にせまっている。
だが、あまり変わっていないのは現場でとりまく人間の考え方である。
映像制作というおおよそ人間臭い作業の積み重ねをデジタルで包む。
従来は不可能だったことが、可能になる過程には様々な前兆がある。
これから先はフィクションである。さまざまな「もし」という可能性を前提に映像制作が変われるかもしれない姿を考えて見たい。

 




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