素材の等価交換


制作コストの見直し。
演出家が自分の意思で制作を試みるとき、最初の壁は制作資金だろう。

「フィクション5」


買い取りを前提とした制作費の資金計算を大きく変えたのが「デジタル通貨の代物システム」である。素材も利用料で算出するシステムが制作者へ資金の負担を減らした。現在すでに存在する、銀行の口座管理システムほどの規模は必要としない。
制作者同士の等価交換による素材取り引きを支える「コンテンツサーバー」。
アーティスト、クリエーターが自分の作品と他の作品の権利を、お互いに共有することができる。
実際に素材を移動するのではなく、「デジタル通貨の代物システム」で使用する権利だけが追加保証されるのだ。このような自動的なカウントはコンピュータの得意分野だ。
制作段階では支払は発生しない。最終需要者がアクセスすることで、その割合に応じた権利がカウントされることになる。放送業者はその作品の放送権を視聴者の分まとめて代理購入することになる。

 




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